春と(エレベーターなしという)修羅

 いよいよ本格的に花粉のシーズンになってきました…

何年か前から基本プランである鼻水・くしゃみ・目のかゆみの3点パックに加え、口蓋のかゆみ、口・鼻周辺のかゆみ、終日の倦怠感などのオプションももれなく無料でついてくる様になり、ますます春が嫌いになってきました。

私は物心ついた頃にはすでに花粉症で、しかしその当時は今ほど世間にこの病気が認知されておらず、この辛さをわかってもらえず大変孤独を感じたものです。青い春は灰色の春でした。

 今や花粉症といえば国民病。まあ皆が辛いからといって自分の症状が和らぐわけでもないですが、マスクをしていることに周囲が違和感を感じないだけでも少し楽です。

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 先日、そんな花粉症をおして府内のS市まで本の買取りに行ってきました。

 学生時代引越し屋でアルバイトをしていた時、4階建てのマンションの4階・エレベーター無し、という現場がしばしばあり、大変な思いをして大型冷蔵庫などを運んだものですが、古書買取りでも時々そういったお宅にお邪魔することがあります。
今回はそこまででは無いにせよ、少しだけやっかいそうな構造でした。

 奇数階だけ止まるエレベーターというのは割によく見かけるのですが、1・5・8階だけ止まるというのは初めて体験しました。

 あいにくそのエレベーターが止まらない階にお住まいの方だったため、「これは大量の際はなかなか骨が折れるぞ」と覚悟してインターホンを押したのですが、予想は外れてわずかな量だけ頂いていくことになりました。

 良かったような、悪かったような…

本音を言えば、いくら体がしんどくても、いい本をたくさん仕入れられるのが何よりです。

 ともあれ、良書を買わせて頂きました。
ありがとうございました。

おわり