U品

昨日は京都古典会でした。

会場を埋め尽くす大量の箱物の出品。
(箱物、というのは一般名称というわけでも無いですが、ダンボール箱に色々な物が入って一箱単位で出品されている物です。掘り出し感があって楽しいが、確認に時間がかかるという難点も。)

そして優品の浮世絵貼り込み帖がこれまた大量に。

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優品が大量に出品されている入札市でよく聞かれるのが、

「売値考えて入れても落ちてけえへん」

と言う識者のセリフです。

たいていの古物の価格にはある程度相場があると思うのですが、多くの優品を前にすると、やはりどんなベテランも熱くなるのか、値段が高騰する様です。

そのため、この商品ならこの値段で売れるだろうからその何掛けまで入れるか、などと算段してみても、蓋を(札を)開けてみたら通常想定される売値を超えた価格で、商売度外視で一番求めている人が落札する、ということがままあるのです。


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小店もできることなら全点入札したかったのですが、莫大な金額が予想されたため、一番欲しい一点に絞って入札したのですが、それも惜敗。

残念な一日でした。かといって上記の文章はその負け惜しみではありません。悪しからず。

おわり