本の修繕

また間が空いてしまいましたが、優品が続々と入荷しております。

今日は綴葉装の糸の綴じ直しをやってみたのですが、なかなか難しいものです。

和本には修繕が必要なことが多いのですが、少々傷んでいようがその時代のままの姿を保つべきだという考え方もある様です。

本の種類にもよると思いますが。

修繕には大変時間がかかるので、ついつい後回しにしてしまうのですが、最近ある大御所の方が毎日夜なべをして本の修繕をしている、それが楽しみだ、と言っている話を聞いて感銘を受けました。

私の父も店番をしながら本を直している姿をよく見ます。

修繕という行為の是非に関わらず、本を大切にするのは素晴らしいことと思います。

おわり