ヨーロッパ③ローマ2日目

2日目は朝からバチカン市国へ。

しかし、地下鉄で先述のスリ騒動があり皆で警察署を探すことに。
手分けして見つけた警察署は鍵が閉まっており、まさか定休日があるのかと思いながらビルの受付の女性に聞くと、インターホンを押せとのこと。

警察署に鍵がかかっているのも治安の悪さゆえか、と思いながら中に入るが、先客がいたためかなり待つことに。

その間、智さんが鞄と財布を紐で繋いでいることで警察官に別室に連れていかれたので何かと思ったら、同僚に防犯の工夫を見せる為だった。数人の警察官は一様に驚いていた。治安が悪い割りに呑気な国である。

被害届を出し、保険会社に連絡をして、なんとか気を取り直しバチカンへ。

大聖堂を回ってからバチカン美術館へ。ミケランジェロラファエロ等の名画を見た。

ローマへ戻り、昼食は名物親父のいる店Osteria dell'Angeloへ。

ラグビーでならした人らしく、60後半くらいと思われるが厚い胸板とカリフラワー耳、目元に涙のタトゥー入りの伊達男だった。

昼食後、名物ジェラートを食べながら市内を観光したのち、地下鉄ポンテルンゴ駅から少し歩いた場所にあるトラットリアosteria del cavaliereへ。味は良いのだが、電圧が弱いのかしょっちゅうブレーカーが落ちる。日本なら弁解や謝罪があるところだが、特になし。当たり前の様に電気が消え、慌てる様子も無くブレーカーを上げて、当たり前の様に電気がつく。

いかにもイタリア人といった様子の度々挨拶に来る親父(マスター)は愛想がいいが、サーブするツンデレ女子(グラマラス美人)は無表情でオーダーをよく忘れる。

たらふく食ったのち会計を何度も頼むが、返事はあるが文字通りお愛想なし。どうにか支払って、タクシーを呼んでもらっても待てど暮らせど来ず。しびれを切らして大通りに出、どうにか車を拾いホテルへ帰り眠る。