ヨーロッパ⑥パリ2日目

パリの宿、メルキュール・オペラ・ガルニエはややグレード高めだったが、ホテルマンと世間話などをする機会は最後まで無く、ローマのコロナホテルがすごく暖かいホテルだった様に思えた。
(とは言え、よく考えれば暖かい会話をする様なボキャブラリーなど日本語ですらほとんど持ち合わせていないので、ただの錯覚かもしれない)

朝食はしかし、コロナホテルよりもさらに豪華で、当初旅のプランの中には赤尾さん提案の、「世界一豪華な朝食を食べに行く」というのも含まれていたらしいが、それを取りやめにするほどだった。

パリ2日目は朝から全員で、クリニャンクールの蚤の市へ。

月曜だったためかまだ開いていない店が多く、シャッターがしまった街をブラブラしながら、とりあえず開店まで時間を潰すべく、「日本語メニューあります」と書いたカフェに入る。

蚤の市は一応観光スポットながら、やはり市内中心地に比べると明らかに治安が悪そうなムード。

そこら中の壁やシャッターのグラフィティについて、ヒップホップ好きの私がひとしきり講釈をたれると、「そんなもんに興味あるのはお前だけや」と言いながら、皆さん真剣に聞いてくれる。

そうこうする内に店が開き出したので、物色。

日本人のご婦人が現地のご主人と営んでいる本屋にCDが安く売っていたので、旅の勢いも手伝い、トミー・フラナガンのピアノ・ソロのCDを買う。(「安い」などとつぶやいてしまい、「お前は買い物が下手や」と智さんに怒られる)

時間がないので、つづく
(ビデオカメラばかり回していたため写真はなし)