ヨーロッパ⑧パリ2日目3

(先日の写真は上からデュラス、ベケットソンタグツァラブールデル、サルトルボーヴォワールでした)

パリ2日目その3

モンパルナス墓地を後にし、地下鉄に乗ろうとするも、朝Uさんから配布された切符を使いきってしまっていたため、券売機に。
しかしこれがどうもわかりにくい上に5ユーロ以上の紙幣は入らない様で、駅員に尋ねてみるも、完全に目が合っているにも関わらず無視される。食い下がってチケットが買いたいんだ、と言い続けていると、見かねた通りがかりの若い女性が声をかけてくれる。

しかし、両替する小銭は持っていない様で困った表情をした後、待ち合わせの友達が来たためバーイとか言って立ち去ってしまう。

仕方なしにもう一度駅員に掛け合うも、侮蔑的な表情を浮かべながら親指を立てたハンドサインで裏に回れ、という様な仕草をする。

いい加減この駅員の態度に嫌気がさしていた私は、「裏に回ればええの?」と関西弁で尋ねながら指で裏手に回るアクションをすると、彼はうなづくので、回ってみるも裏も表も前も後ろも何も、改札のこちら側の駅員室のぐるりには取っ掛かりという物がなく、ただ壁が続くのみ。

完全にうんざりした私は、「もうええわ」とつぶやいて、半ばやけくそでホテル付近まで歩くことに。

この旅行中、Aさんの万歩計によれば毎日2万歩以上歩いているので、ただでさえ足が痛かったところへ持ってきて10駅分以上の距離、ラスパイユ通りを北へ。ヘトヘトになったけれど、陽が傾きかけるセーヌ川は感慨深いものがありました。

気を取り直し、夜は正装の上、メンバー知人の女性(元フランス在住)に通訳をかってでて頂いて、シャンゼリゼ通りの三ツ星レストラン、ルドワイヤンへ。

自分個人ではまず行かないし行けないであろうこの店での料理は、未体験の見た目・食感・味の物ばかりで、かつ大変美味しく、貴重な体験となった。

しかし疲れと緊張もあってか、またもデザートタイムにウトウトしてしまい、先輩方から顰蹙をかうこととなってしまった。