ダスダス

最近は専ら自家目録編集とみやこめっせの準備に忙殺されています。

数年前から出す出すと言いながら出せずにいる自家目録。このままではダスダス詐欺と呼ばれかねないので、今年こそはと思いながら、ゴールデンウィークには間に合いそうもありません。

仕入れたそばから売っていかないとたちまち立ち行かなくなるのが貧乏本屋の哀しいところで、それなりにまとまった目録を出すのはなかなか大変なのです。それに加えて他店との合同目録も年5〜6回はあり、不細工ながら形になりかけた積み石を自分の手で切り崩すことの繰り返し。

どうにかその連鎖を断ち切るべく、日々作業に勤しんでおります。

しかし新発見というほどの物があるわけでもないにも関わらず、真面目に価値付けしようとすると膨大な時間がかかるものです。自分が物を知らないのが一番の理由ではあるにせよ。

詳細な、かつ過不足の無い書誌情報と美しいレイアウト・装幀、そしてページごとの商品構成、S堂さんの目録は私の教科書です。なかなかここまでやっている店は無いと思う。(屋号を伏せる意味があるのかわからないけどわかる人はわかると思う)