ダッコウ

梁山泊古典籍販売目録「潮騒」、ようやく本日脱稿いたしました。

本当は18日発行の阪急古書のまち目録と同時に出したかったのですが、作業が思いの他難航し、翌19日に完成予定となります。

今までに合同目録等は何度も作成しているので、ある程度ノウハウはわかっているつもりだったのですが、自家目録は本当に大変でした。

ある歌手がシングルを作るのとフルアルバムを作るのはまったく別の作業だ、と語っていたことを思い出しました。

ここ数ヶ月は本当に昼夜問わず、寝食を忘れてこれに取り組んでいたので、ようやく完成してホッと胸を撫で下ろそうかと思ったら、やれアウトライン、やれ背幅の調整で何度も印刷屋に出向くことになり、何やらまだ終わった気がしません。

早めに言い訳をしておこうと思うのですが、イラストレーターというソフトを使って原稿を完パケするのは本当に、本当に大変です。はっきりいって古書店の本分から外れていると何度も思いました。

しかし私は基本がズボラかついい加減な割りに些事にこだわる嫌な人間なので、隅々まで自分でやらないと気が済まないのです。撮影にもかなりの時間をかけたので、画像の美しさだけはどこにも引けを取らないと思っています。(これも古書店の本分からは外れている気がしますが。)

にも関わらず、画面ではきっちり出来ているつもりでもツメが甘く、いざ冊子になってみると改行や空白などがずれていたり、画像の最終処理が甘かったりして後悔することがあります。

今回は校正が出来ないプランだったので、かなり不安が残ります。特に最終段階で文字サイズを一括変更したことが気にかかっています。しかしもう修正は効かない段階に入ってしまったので、完成を待つのみです。

それにしてもプリントパック大阪店の方は皆さん対応がすばらしい。大変きめ細かく、かつ柔軟に対応して頂きました。
なので、誤字・脱字、レイアウトの不備等がある場合はすべて私の責任です。

睡眠不足の上に完成して気が昂っているので、何やら支離滅裂な上に、ほとんど弁解の様な文章になってしまいましたが、とにかく19日完成予定です。