口に出しちゃいけないことがある

バタバタしたりボーっとしたりの日々です。

少し前買取先で、いわゆる片付け業者(好青年営業マン風)とバッティングした。
しかし古書の評価等はしない様なので特に気にせず査定を進める。
すると別の業者(作業着何でも屋風)が訪れ、家具等を調べはじめる。
それも気にせず本を見ていくが、いかんせん何年も人が住んでいなかった様で、湿気と埃、大量の鼠の糞、害虫の卵、そして家具と小物と本がランダムに積み重ねられていてなかなか骨が折れる。(余談ですが、鼠のいるところにゴキブリはいないというのは迷信だと買い取り先でよく思う)

それでもどうにかなりそうな本を何冊かピックアップし、買い取りできる本の小さな山を作って査定額を伝えると大変難色を示される。
「大変状態が悪いので捨てようと思うが、遺族の物なので誰かの役に立つのであれば無料で持っていってほしい」
というお話だったので駄目元で伺い、無料引き取りはしない主義に則って半ば男気で金額をひねり出したつもりだったので、(話が違うなあ…)と思いながらもどうにか説明して納得して頂く。(赤字ギリギリなので必死)

気を取り直して荷造りをしつつ、依頼主が席を外している間に、片付け業者(好青年営業マン風)に、「何でも買うんですか?」と声をかけてみると、彼は彼で色々想定外なことがあったようで、「そうなんですけど、ここの家の人ちょっとおかしいですよね?普通同時に相見積なんかやりますか?」と訪ねてくるので軽く受け流す。
「青年よ、どんな扱いを受けようと依頼主の悪口は言ってはならない。バッティングなど気にしないことだ」
という言葉をぐっと飲み込んで。

ブログに書くのも大差ない様な気がするけど…

今日の一曲