めっせ終了

みやこめっせ京都市勧業館古書即売会は無事終了いたしました。
ご来場下さった方、ありがとうございました。
関係者の方、お世話になりました。

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今回は今までで一番しっかりと準備が出来たと思っていたので、
売り上げにも当然反映されるはず、と期待していたのですが、
5日間終わってみて、結局例年並というところでした。

増税直後ということもあり、また昨今の諸事情も鑑みれば、
昨年と変わらぬ売り上げならば良しとするべきなのかもしれません。
(他の会場と比して、間違いなくよく売れる会場ではあるので、
例年並でもありがたいことには変わりありません。)

しかし、業界では「ウブ口は絶対に売れる」という定説があり、
私もそれを実感することはこれまで度々あったので、
そのことを疑ったことも無かったのですが、
そう単純な物でも無いな、と思った5日間でした。

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会場では毎年、レジカウンターでの接客を参加店の当番制で行うのですが、
今回は梁山泊京都店のアルバイトF君が率先して担当してくれたので、
これまでになくじっくりと会場全体を見ることが出来ました。

古本屋が他の本屋を回る場合、目的は概ね、

 1.仕入れ        A.資料
 2.自分の蔵書 ―<
 3.偵察          B.読書用

に大別されるかと思いますが、
今回は1と2Aの物だけを買いました。

昔から大して読書家というわけでも無いので、
読書量はさほど変わっていないのですが、
役に立つか、あるいは儲かるか、という視点でしか本を見なくなるというのも
何か寂しい様な気がして、帰りに駅構内の新刊書店で小説や雑誌等を購入しました。
しかしそれはそれで「そんな物読んでいる場合なのか」という気持ちになりました。

こんな風に何かにつけて自己否定ばかりしている様では
幸せになれない気がします。

おわり