舟を編む

昨日、大変遅ればせながら、映画「舟を編む」を見ました。
(テレビ放送を録画していた)

大変良かったです。
主人公の恋愛がやけにあっさり成就するところが少し気にはなりましたが、
根幹の「辞書を作る」という行為がとても面白かったので良いと思いました。

実際の編集現場を知らないので、どの程度のリアリティなのかはわかりませんが、
私は、「これが仕事をするということだなあ」と繰り返し思いました。

ちょうど、めっせの会場で購入した、「小松茂美 人と学問―古筆学六十年」を
読んでいる途中だったので、その内容とも重なり、一心不乱に物事を遂行する
という姿勢に胸が熱くなりました。

「今日必要なのは、至誠と熱意にうらづけられた奉仕の精神である。
 私情の一切が克服されねばならない」(池田亀鑑『花を折る』)