売り時、買い時
本日は京都古典会でした。
古典会とは和本、古典籍を取り扱う業者市で、江戸期以前の物が数多く出品されます。
本日の小店の落札結果は芳しくありませんでした。
やはり市会ではどうしても欲しい、と思わなければ良いものは買えないようです。
しかし、会の終わりがけにあるベテランの方が、「最近は本が売れへんからすっかり安なって、本気出したら全部落ちてくるわ」と言っておられたのが印象的でした。
この業界では「売りがあかん時は買い」という言葉をしばしば聞きます。
景気が悪くなって物が売れなくなると相場が下がり傾向になり物が安くなるため、売れない時期は買い時である、という逆転の発想です。
不景気の時期こそ、貪欲に本を買い溜めるチャンスなのかもしれません。
おわり