A↔Dコンバーター

明日は定休日です。

昨日は市場で完全に趣味のレコードを買い、先日某大手サイトで新譜のレコードも購入したので、家に帰るのが楽しみです。

最近体験してびっくりしたことは、ここ数年の間に発売されたアナログレコード
には音楽データが付録としてついてくるということ。

最近のアナログレコードの一部にはジャケットの中に小さな紙片が封入されており、そこに書かれたメモに従いインターネットにアクセスしてパスワードを入力すると、買ったレコードと同内容の音楽データが入手できるのです。

所有欲を満たすためにアナログ盤を買い、移動時や出先などでの聴視や、極端なケースに至っては実際に聴くのは全てデータのみ、というニーズを想定している様です。

私自身はここ数年、音楽はもっぱらレコードかパソコンや携帯プレーヤー内のデータ、という風になってしまい、CDという物にあまり触れなくなってしまいました。

私はCD世代なので、アナログレコードについては懐古趣味ではなく、CDよりある面で優れているメディア、という程度の認識で、それほど特別のこだわりや音楽に対する強い執着があるわけでもなく、同じお金を払うならレコードを選びたいな、といった程度です。

過剰にアナログならではの音質や、所有する喜び、手触り云々と言ったことを語られると辟易してしまいます。聴ければそれでいいや、という意識も持っていたい気がします。

我が古書業界においても、電子書籍の登場を危惧する向きがあるようですが、本という媒体はこれからどうなっていくのでしょうか。
過剰に対決意識を持つのはやはり違う気がします。

ラジオが始めて登場した際、新聞というメディアは滅びると聞いた新聞配達員が、「ラジオで弁当箱が包めるか!」と言ったという笑い話があるそうですが…

おわり